タイム・メソッド|決められた時間で様子を見に行くネントレ方法

この記事では、ネントレの代表的な方法のひとつである「タイム・メソッド」について、具体的な進め方を解説します。

タイム・メソッドを始める前に、まずはネントレの適応や開始時期、睡眠環境などを確認してください。まだ確認していない方は、先にこちらの記事をご覧ください。

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目次

タイム・メソッドとは

ねんねルーティンをして子どもを寝床に置いたら、親は一度部屋を出て、決められた時間が経つごとに様子を見に戻る方法です。

タイム・メソッドは、生後6ヶ月以降に行います。

タイム・メソッドのやり方

タイム・メソッドの具体的な手順は以下です。

  • 日々のねんねルーティンを、一貫性をもって行います。
  • ねんねルーティンを終えて、寝かしつけのときになったら、「ねんねの時間だよ、大好きだよ、おやすみ」と言葉をかけて、子どもが起きている状態でベビーベッドや布団の上に置きます。
  • 親は、部屋を出てから時間を測ります。所定の時間がたっても激しく泣き続けている場合は、部屋に入り「声かけ」をしてから部屋を出ます。部屋に入ってから1分以内に退室するのがポイントです。
  • 待機時間は日数によって変わります。初日は1回目 3分、2回目 5分、3回目 8分、その後は8分ごとの入室を、子どもが激しく泣いている場合のみ繰り返します。

タイム・メソッドのメリット/デメリット

◎メリット

  • 入室して親の姿を見せるため、エクスティンクション・メソッドより親の心理的負担が少ない
  • 待機時間が決まっているため、対応に迷いにくい
  • 少しずつ入室間隔を長くしていくため、段階的に親の介入を減らしていける
  • 親が近くにいることでかえって泣きが強くなる子の場合、親がいったん部屋を出ることで、泣きが落ち着きやすくなることがある
  • フェイドアウト メソッドに比べて、比較的短期間で自分で寝付けるようになることを目指せる

◎デメリット

  • 泣いている途中で親が入室することでかえって興奮したり、「抱っこしてもらえる」「いつもの寝かしつけをしてもらえる」と期待して泣きが強くなることがある
  • 泣いている子どもを残して部屋を出ることに、親がつらさを感じることがある

タイム・メソッドを行うときの注意点

ネントレを始める前、始めた後は以下の点に注意しましょう。

  • 始める前に、睡眠環境や生活リズムなど、眠りを妨げる要因がないか確認する
  • 寝床の安全性を確認したうえで行う
  • 旅行や帰省など、生活環境が大きく変わる予定がある時期は、ネントレの開始を避ける
  • 子どもの体調が悪いときは、無理に始めない
  • 昼寝ではなく、まずは夜の就寝から始める
  • 父・母など複数の人がネントレを行う場合は、対応方法を統一し、一晩の担当者は途中で交代しない
  • 開始後に発熱など体調不良が見られたら一旦中止する
  • 体調不良がない限り、始めたら途中で別の寝かしつけ方法に切り替えず、2週間程度は一貫して取り組む
  • 泣き方や体調などに普段と違う様子がある場合は、「ネントレによる泣きだ」と決めつけず、安全確認を行う
  • 子どもには「自分で寝る力」があると信じる

夜中に起きたときは?

夜中に目を覚まして泣いたとき、すぐに反応せず2〜3分様子を見ます。泣きが激しくなるようなら、その日の1回目の待機時間から始め、寝かしつけのときと同じ対応をします。

同室で寝ていて、夜中に部屋の外に出るのがつらいようなら、そのまま寝たふりをして様子をみてもよいでしょう。

ただし、夜間の授乳が必要な月齢で、明らかに空腹で目を覚ましている場合は、必要なお世話をしたうえで、再び眠るときにその日のステップに戻します。「授乳で寝落ち」にならないように、授乳を終えたらまだ完全に寝ていない状態で寝床に置くことがポイントです。

うまくいかないときは?

数日タイム・メソッドを行ってもほとんど変化が見られないときにまず確認したいのは、子どもへの関わり方が一貫しているかです。

  • 泣いたときに抱っこやトントンなど、入室時に親が「泣き止ませよう」としたり、「寝かしつけ」をしていないか
  • 子どもの体調や生活リズムなど、眠りを妨げる要因が新たに出ていないか

タイム・メソッドでは、あらかじめ待機時間を決めておくことで、親が「次はどうすればいい?」と迷わず対応できるようにしています。ただし、「入室すること=泣き止ませるため」と思って行動してしまうと、子どもは「親が来れば助けてもらえる」と期待し、かえって泣きが長引く傾向にあります。

また、大泣きしていると体温が上がり、暑くて余計に寝づらくなっていることもあります。子どもが泣きながら汗をかいているようなら、室温を1〜2℃下げて様子を見てみましょう。

何日か続けても変化が見られない場合は、無理に続けるのではなく、現在の状況を振り返り、方法や進め方を見直すことも大切です。

「これで合っているのかな?」と迷ったら、ひとりで抱え込まず、専門家に相談するのもひとつの方法です。


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この記事を書いた人

北川 真貴のアバター 北川 真貴 ソラチ助産院代表

助産師歴 21年 |授乳・睡眠・だっこ・整体・アーユルヴェーダ|
焦らず、比べず、正解や効率に振り回されない、やわらかい育児を発信。

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