赤ちゃんの寝ぐずりや夜泣きが長期間続き、途方に暮れていませんか?
「ネントレ」という言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれません。
しかし実際の睡眠相談ではネントレは最後の手段であり、それよりも前に整えるべきポイントがあります。
この記事では、赤ちゃんが寝ないときにまず確認したい4つのポイントを順番に紹介します。
環境(部屋の明るさや温度など)
赤ちゃんが寝ないとき、「赤ちゃんにとって眠りやすい環境」が整っていないことは多々あります。
例えば大人も、熱帯夜に冷房なしだと眠りが浅くなりますし、電気が煌々とついていたり、外の賑やかな声が深夜まで聞こえてきたら眠りづらくなってしまいます。
とくに赤ちゃんは自分の意志で「なかなか寝付けないけれど、もう夜だし、明日に備えて目を閉じて体を休ませよう」というような判断はできないので、環境が合わないと泣いて起きてしまいます。
眠りやすい環境の基本は「真っ暗で、ちょっと涼しい」こと。
その他にも、月齢による昼寝環境の違いや、音、服装、寝床の安全性など、赤ちゃんが眠りやすい環境にはいくつかのポイントがあります。
環境を整えるだけでスムーズに寝るようになる赤ちゃんもいるため、まずは環境作りから取り組んでみましょう。

活動時間(機嫌良く起きていられる限界の時間)
環境は問題ないはずなのになかなか寝てくれない。そんな時に気をつけたいのが「活動時間」です。
活動時間とは、赤ちゃんが機嫌良く起きていられる時間の目安のこと。
赤ちゃんは「疲れれば自然に寝る」と思われがちですが、疲れすぎるとストレスホルモンが分泌され脳が興奮し、眠りの質が悪くなることがあります。
以下のような困りごとがある場合、疲れすぎを疑います。
- 夕方になると毎日数時間ギャン泣きする
- 寝かしつけに1〜2時間かかり、激しく泣き叫ぶ
- 夜中に頻繁に起きる
活動時間は絶対的な数値ではありませんが、眠れない原因を考えるうえで重要な概念です。疲れすぎが疑われる場合、昼寝のタイミングなどを調整して、睡眠に変化があるかを見ていきます。

ねんねルーティン(眠る前の決まった流れ)
直前まで明るい部屋で思いっきり遊んでいたのに、急に寝る時間に。そんな「急な切り替え」は、多くの赤ちゃんにとって難しいことです。
寝る時間が近づいてきたら少し照明を落として、「眠る前の決まった流れ(=ねんねルーティン)」をすることで、赤ちゃんは徐々にクールダウンし落ち着いて眠りに入ることができます。
毎日行うものなので、親がやっていてつらくない、無理なく続けられるものがおすすめです。
[ねんねルーティンの例]
- 授乳→絵本を1冊読む→スワドルを着てベビーベッドに置く→消灯
- 授乳→スワドルを着る→「大好きだよ」とハグをする→消灯
どの方法がいいかは子どもの年齢や性格によっても変わってきますが、基本的には数分で終わるようなルーティンを考えます。その際、「授乳や抱っこ」と「入眠」の間にワンクッション入れることがポイントです。
そうすることで、「授乳じゃないと寝ない」「抱っこじゃないと寝ない」といった状況になりにくく、後々の睡眠の困りごとを減らすことにつながります。
寝かしつけのクセ
「環境」「活動時間」「ねんねルーティン」を整えたのに問題が改善しない場合、「寝かしつけのクセ」も原因になっている可能性があります。
寝かしつけのクセとは、授乳しながら寝る、抱っこで揺られながら寝る、トントンで寝るなど、「他者の介入(手助け)によって眠りに落ちる習慣」のこと。
ここでひとつ言っておきたいのは、「クセ=悪」ではないということです。
授乳や抱っこで寝ていても、一度寝ついてしまえば次の授乳までぐっすり眠っていたり、今の寝かしつけ方法が親にとって苦痛でないなら、直す必要はまったくありません。
しかし、「夜中に何度も起きて大変」「そのたびに授乳や抱っこをしないと寝ない」など、赤ちゃんの眠りが妨げられていて親も負担に感じるなら、「お互いにつらくない方法」に変えていくことを検討します。
寝かしつけのクセを変えていく場合に取り入れられるのが、「ネントレ(ねんねトレーニング)」です。ネントレには、親がそばでサポートしながら少しずつ進める方法から、短期間で取り組む方法まで、さまざまな考え方があります。
ネントレについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:【ネントレとは?赤ちゃんが自分で眠る力を育てる考え方と方法】
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